【要約・感想】人体治癒力の最大化!それは「腸がすべて」

この本は、タイトル通り「腸」という組織に焦点を当て、人体最高の免疫システムである腸について、さらに腸の働きを最大化するための食事の知識が詰まった一冊となっています。
著者は、フランク・ラポルト=アダムスキーさんという方で、世界的に著名な自然療法士、オステオパシストとして知られています。

アダムスキーさんは、以前の共著で、『人が病気になるのを防いでくれる「免疫システム」は、小腸や大腸などに非常に強力なものがある。そして、腸の汚れがその腸管免疫や腸内細菌叢の働きを鈍らせ、必要な栄養素が取り込めなくなり、いろいろな病気の引き金になる』ことを述べております。

この本は、さらに踏み込み、より実践的な側面も持ち合わせてます。
著者が推奨する「アダムスキー式腸活法」は、食品の組み合わせを考えるだけで簡単に実践でき、毎日の食品選びの参考になります。

さらに、本メソッドを日々行えば、腸の汚れを取り除くことができ、理想的な腸の流れが維持されて免疫力が高まり、「体調不良改善効果」も大いに期待できるとも述べています。

100年人生を健やかに生き抜いていくためのさまざまな病気の予防や老化防止、心の健康につながる、腸管免疫力を上げるアダムスキー式腸活法は、生活に取り入れれることも多い本となっています。

それでは、この「腸がすべて」について、本記事では一部内容の要約と感想を述べていきます。
(本記事は、著者独自の研究・実験に基づいた意見と考えを基にしています)

目次

「腸がすべて」の要約

腸は人体において重要な働きを担っています。
それは、生命の維持に必要な、栄養素と水分を吸収する働き、と病気から生命を守る、人体最大の免疫システムの働きです。

腸、いわゆる消化管には、体の免疫システムの80%が集まっており、腸の汚れを取り除くことは、あらゆる病気をふせぐために欠かせない条件ともなっています。

腸の消化を考える上で重要なことは、ファスト、ニュートラル、スローといったように食品の消化スピードにより、3パターンに分類されるということです。
これら3パターンに分類された食品を、良い組み合わせで食べることにより、理想的な腸の流れを作ることができます。

著者の研究では、この食べ物の組み合わせを間違えてしまうと、腸内で発酵や腐敗を繰り返し、通常の10倍もの毒素が生じることが明らかになってしまったとのことです。
アダムスキー式腸活法は、食べ物の最適な組み合わせを知り、腸を洗浄しながら、理想的な腸のシステムを構築する方法となっています。

このメソッドを通して、新しい健康的なライフスタイルの基盤になる習慣をつくり、幸せな人生へとつなげていきましょう。

幸せになるためには、腸の掃除が必要だ!

トピック No.1

消化管が汚れていると、皮膚が荒れたり、背中関節が傷んだり、肺、泌尿・生殖器のトラブル、耳鼻咽頭の不調など、体の健康と密接に関わっていると言います。

これらは腸と乱れと関連しているので、腸を完全に正常にもどすということは、非常に重要です。

そのために理想の食事を目指しましょう!!

ポイントは、ファストとスローを組み合わせないことです。

  • ファスト→消化管を30分ほどで通過する食べ物
  • スロー→消化に8〜10時間かかる食べ物
  • ニュートラル→どちらでもない食品

トピック No.2

アダムスキー式腸活法で不要な荷物を捨てて、消化管を開放することで、不調とはおさらばです。
ここでは、一部ノウハウを紹介します。

  • 食事と食事の間を最低4時間空ける
  • 果物と非加熱のオイルで腸を洗浄する
  • 水は軟水を選ぶ
  • 運動で腸のマッサージをする
  • 食べ物の最適な組み合わせを知る

ちなみに、3パターンの例は以下の通りです。

  • ファスト  = 果物、ヨーグルト、緑茶、トマト、かぼちゃ、パプリカ、唐辛子
  • スロー   = 穀物、タンパク質、ナッツ類(栄養成分を含むほとんどすべての食べ物はスローです)
  • ニュートラル= 油、酢、にんにく、たまねぎ、ハーブ、ナス、エシャロット、ワイン、ビール、コーヒー、砂糖

*ファストとスローを組み合わせない、スローな食事の後にファストな食事を取らないこと

トピック No.3

組み合わせNGの具体例(一部抜粋)です。

組み合わせNG食品例

  • トマトソースのパスタ
  • ピッツァ・マルゲリータ
  • タンドリーチキン
  • フルーツタルト など

(余談:本書の具体例がメチャメチャイタリアンだな〜と感じていましたが、よく見ると著者はイタリア在住フランス国籍とのことで納得しました。)

なぜファストとスローを組み合わせるとNGなのかというと、消化に時間がかかりすぎるからです。
通常の3倍以上かかり、消化に渋滞が起きてしまいます。

重要なことは、自分の腸内で何が起きているのかを知っていることです。
食事の誘惑には負けてもOKですが、毎日の習慣を大切にすることがすべての第一歩。

@感想

アダムスキー式腸活法という新しい健康法を知ることができました。
ただ、食事を組み合わせを毎回の意識することは、現実的に難しいかなとも思います。
(私のような超めんどくさがり屋な人間にとっては、、)

食事と食事の時間を4時間空けること、果物や非加熱のオイルで腸を洗浄するといったことは、すぐに取り入れれそうなので実践していきたいと思いました。

この本では、さらに詳細なファスト食品やスロー食品に加え、それらを組み合わせたおすすめの腸活レシピも多数掲載されているので、参考になると思います。

こんな方におすすめ
・腸の健康法を知りたい方
・このメソッドを忠実に実践したい方
・ファスト食品とスロー食品を活用した腸活レシピを知りたい方

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