【要約・感想】体を壊す10大食品添加物とは!食への健康志向!

この本は、多くの食品添加物の中から特に気を付けるべき「10大食品添加物」を取り上げ、それぞれの添加物の特徴を詳しく学ぶことができます。
著者は、渡辺雄二さんと言う方で、消費者生活問題紙の記者を経て、フリーの科学ジャーナリストとしても活躍されています。

日本には、使用が認められている合成添加物が数百以上あり、ほとんどの食品に添加物が使われいます。
現実的にそれをすべて避けると言うのは、不可能に近いのです。

なのでこの本では、「最も危険な添加物を避けよう!」をコンセプトになぜ危険なのかの理由も記載されています。

それでは、この「体を壊す10大食品添加物」について、本記事では一部内容の要約と感想を述べていきます。

目次

「体を壊す10大食品添加物」の要約

日本では、コンビニエンスストア、スーパー、ドラッグストア、駅売店、自動販売機などに食品が溢れかえり、まさに飽食の時代とも言われています。

そんな中、料理など作らずに食生活を続けてしまっている人も多いでしょう。
そうした人にとって、一番気がかりなのが、食品添加物の影響ではないかと思います。

カロリーオフ商品、菓子パン、栄養ドリンク、、、、数え切れないほどの食品に、悪い物質がこんなにも使われてるのです!

気づかないうちに毎日食品添加物漬けの生活を強いられてしまっています。
この本では、健康を維持するうえで、極力避けるべき10大食品添加物を紹介し、さらに添加物の基礎知識と表示の見方も解説されています。

添加物リテラシーを向上していきましょう。

生きてるだけで添加物中毒!

体を壊す10大食品添加物について、なんともインパクトのあるタイトルです。

発色剤 亜硝酸Na

  • 問題点:亜硝酸Naはニトロソアミン類という強い発癌性物質に変化する
  • 使用例:明太子、たらこ、ハム、ウインナー、ベーコン、サラミなど
  • 備考:厚生労働省も添加できる亜硝酸Naの量を厳しく制限しています。また酸化防止剤(ビタミンC)というのは、ニトロソアミン類の発生を防ぐためのもでもあります。

着色料 カラメル色素(4-メチルイミダゾール)

  • 問題点:カラメルⅡ~Ⅳは発がん性が疑われる
  • 使用例:ソース、菓子、飲料など
  • 備考:ほとんどの食品に含まれます。カラメルⅠからカラメルⅣまで4種類あり、製造方法により危険性が異なるが表示では区別がつかないので「カラメル色素」「着色料(カラメル)」と表示された製品はできるだけ買わないようにしましょう。

甘味料 アスパルテーム

  • 問題点:白血病、脳腫瘍などとの関連性
  • 使用例:ガムやアメ、ゼリー、チョコレート、清涼菓子、ダイエット甘味料など
  • 備考:アスパルテームは砂糖の180~220倍の甘味があります。なので砂糖に比べてカロリーが少なく、ダイエット甘味料をして使われています。

甘味料 スクラロース、アセスルファムK

  • 問題点:肝臓や腎臓に何らかのダメージを与え、免疫力を低下させる可能性
  • 使用例:清涼飲料水、アイスクリーム、ゼロカロリーや低カロリー商品
  • 備考:スクラロース、アセスルファムKは体内で代謝されません。なのでエネルギーになることなく、ゼロカロリーなのです。ちなみにスクラロースは砂糖の約600倍、アセスルファムKは約200倍の甘さです。

小麦粉改良剤 臭素酸カリウム

  • 問題点:発がん性あり
  • 使用例:パン、ランチパックなど
  • 備考:かつては、パンの品質改善や風味向上のため多量に利用されていましたが、現在は少なくなってきているようです。ただ、企業によっては使用しているので一応確認するようにしましょう。

合成着色料 タール色素

  • 問題点:発がん性や催奇形性、ADHD
  • 使用例:漬物(紅生姜、福神漬け、たくわん)、着色されたお菓子など
  • 備考:福神漬けやたくわんのように不気味な色をした食品に多く含まれています。体内で分解されないことが問題です。

防カビ剤 OPP、TBZ、イマザリル

  • 問題点:OPPは発がん性、 TBZは催奇形性、イマザリルは繁殖と行動発達に異常が見られたとの報告あり。
  • 使用例:輸入されたオレンジ、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘類。
  • 備考:産地が遠いため、輸送する間に腐ったりカビが生えたりしないように添加されます。皮はもちろん危険ですが、果肉にも微量含まれているそうです。

殺菌料 次亜塩素酸ナトリウム

  • 問題点:食道や胃、腸などの粘膜損傷、急性毒性など
  • 使用例:居酒屋やお寿司屋の魚、カット野菜、加工された野菜サラダなど
  • 備考:魚介類や野菜などに殺菌の目的で使われます。プールの消毒に使われていたり、カビキラーやハイターの主成分でもあります。

酸化防止剤 亜硫酸塩

  • 問題点:頭痛
  • 使用例:輸入ワイン、ドライフルーツ
  • 備考:輸入ワインにはたいてい酸化防止剤「亜硫酸塩」という表示があります。ワインを飲むなら、無添加ワインが良いでしょう。

合成保存料 安息香酸Na

  • 問題点:ビタミンCと反応して発がん物質ベ ンゼンを生成。
  • 使用例:栄養ドリンク、炭酸飲料
  • 備考:糖分や栄養成分が腐らないようにするために添加されています。栄養ドリンク飲みすぎは、好ましくないでしょう。

合成甘味料 サッカリンNa

  • 問題点:発がん性の疑い
  • 使用例:ショウガの漬物、歯磨き粉
  • 備考:そこまで流通はしていません。水に溶けにく添加物のため多くの歯磨き粉に含まれています。歯磨き粉は飲みこまないようにしましょう。

そもそも添加物ってなんなのでしょうか。

添加物とは、食品を加工しやすくしたり、色や臭いをつけたり、保存性を高めるなどの働きがあります。また生産コストを下げるために使用されていることも多いのです。

添加物は2種類に分かれます。

合成添加物 自然界に全く存在しない化学合成物質
天然添加物 自然下に存在する成分を真似て化学合成したもの

添加物は体内で消化のできない異物として認識され、体内を循環することで、様々な臓器に影響を及ぼします。

特に合成添加物は動物実験によって発がん性や催奇形性が認められたり、それらの疑いがあったり、あるいは体で発癌性物質に変化したり、非常に強い急性毒性があったりするようです。

近年の技術革新によって作られたものも多く、それだけ未知な部分も多いのです。

厚生労働省は、現在使用が認められている食品添加物について「安全性に問題はない」といっています。しかし、添加物と症状の因果関係はわかりづらく、免疫力が低下してしまってからでは遅いのです。
なので、そういう悪い影響をおよぼす可能性のある添加物はできるだけ摂取しないようにすることが大切かもしれません。

@感想

添加物の基礎知識から重要なポイントまで、学ぶことができました。
添加物に関しては、日本と海外で規制基準が異なっていたりと、曖昧な部分が非常に多い印象を受けました。
食料品もグローバルな世界になってきているので、添加物を気にしながら生きていくのは大変かもしれませんね。
スーパーで買う商品くらいは添加物のチェックをしていきたいと思います。

こんな方におすすめ
・添加物について知りたい方
・添加物の特徴について知りたい方
・添加物と病気の関連性に興味のある方

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