この本は、タイトル通り体幹トレーニングに関する解説書です。
著者は、ロサンゼルスを中心にパフォーマンスコーチやトレーニングコンサルタントとして活躍する今田悠太さんという方です。
ただ単にトレーニングするのではなく、理解して「トレーニング」をするためにもこの本は参考になると思います。
それでは、この「疲れないタフなカラダをつくる非アスリートのための体幹トレーニングの基本」について、本記事では一部内容の要約と感想を述べていきます。
「疲れないタフなカラダをつくる非アスリートのための体幹トレーニングの基本」の要約
冒頭の文章がこちらです。
サッカーの長友選手が海外で活躍する身体作りのために特に取り組んでいた体幹トレーニング。
小さな身体でフィジカルコンタクトの強いサッカーの世界でトップで居続けることは容易ではありません。
しかし、身体の体幹と呼ばれる部分を鍛えると大きなパフォーマンスアップの可能性を秘めています。
「私、アスリートじゃありません」なんて声が聞こえて来そうですね。でも体幹を鍛えないといけないのはアスリートだけではないんです。老若男女、全ての人が体幹トレーニングをしていいのです。
美しくなりたい、強くなりたい、スポーツパフォーマンスを上げたい、健康でありたい、そんな皆さんの願望を叶えてくれるのが体幹トレーニングです。
まさにこの文章につきます。体幹を鍛えることが健康にも直結するのです。
この本では、体幹を鍛える意義から実際の方法をイラスト&写真で解説いただいています。
体幹トレーニングを理解する!
体幹トレーニングとは?
そもそも体幹とは、どこのことなのでしょうか?
部位としては、体の四肢(手足)と首から上を取って残るのが体幹と呼ばれています。
背骨などを中心に筋肉がたくさんついており、姿勢にも大きく影響するのが体幹なのです。
では、なぜ体幹を鍛える効果とは何なのでしょうか?
メリット
- 姿勢が良くなる
- 内臓を正しい位置に止めておく事が出来る
- 高い運動パフォーマンスを発揮できる
- 怪我をしにくくなる
- 呼吸がしやすくなり酸素を取り込みやすい
- 自宅などで簡単にできる
デメリット
- 筋肥大には向いていない
- 基礎代謝の向上によるカロリー消費はわずか
体幹トレーニングは、比較的万能のように思われますが、筋肉を効率よく発達させる目的や脂肪燃焼効果を期待してのトレーニングとしては不向きとされています。
ダイエットとの関係についてもこの本では述べられています。
- 脂肪を減らす効果は低い
- 姿勢を整える効果はあり
- 腹部の引き締め効果があり
要するに体幹トレーニングとは、ダイエットや痩せるために実施するためというよりも、健康的で美しいスタイルを作るために役立つという認識を持っておくと良いようです。
体幹トレーニングと他のエクササイズ(ウォーキング、ジョギングなど)と掛け合わせて実施するような運動習慣を構成する事が良いのかもしれません。
体幹トレーニングの種類
体幹トレーニングにもいろいろと種類があります。
この本にイラストや写真つきで載っていてわかりやすいのですが、ここではポイントと名称のみ紹介します。
- 横隔膜を鍛える→呼吸腹筋トレーニング
- 腹部のインナーマッスル→ドローイン+ツイスト
- バランスボールを使った背筋トレーニング
- ダイアゴナル運動
- 腕立て伏せ(正しいフォームで)
- フロントブリッジ運動
- 腹斜筋を鍛える→サイドクランチ
- チューブトレーニング
体幹トレーニングの中でも腹筋は、重要なトレーニングですが、腰を痛めてしまうリスクがあるので注意が必要です。
腹筋している時に反り腰になってしまう場合は、少し負荷を減らした方法で実施するようにしましょう。
腰を痛めにくい腹筋としては、レッグレイズやレッグツイストといった腹筋方法があるので、参考にしてみてください。
@感想
体幹トレーニングとは、なんとなく分かっていたつもりでしたが、まさに分かっていたつもりでした。体幹トレーニングにどのような効果があるのかを理解することで、運動への向き合い方も少し変わったように思います。
個人的に体幹トレーニングは、ある程度健康習慣が定着した後に実施する事で、さらに向上させるためのように思います。そのうちちょっとづつ取り組んでいきたいですね。
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