社会派のおすすめ実話映画《7選》

本記事では事実を基にした映画、いわゆる史実映画について紹介させていただきたいと思います。

今回のテーマは「社会派のおすすめ実話映画」です。
社会派とは、実際の社会で起きた物事を分析し、それらを批評し表現した物事の総称です。

過去から現在までの社会問題にフューチャーし取り上げているので、自身の教養を高めながら見識を広げ、多角的な視点を持てるようになると思います。

あくまで独断と偏見ですので、気軽にご覧いただけたらと思います。

目次

ドリーム

あらすじ

1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すため、「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し無事に帰還させる」という合衆国の威信をかけた一大事業に尽力し、NASAの頭脳として最も重要な役割を担った3人の女性、キャサリン・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォ―ン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)。大きな功績を残しながらも近年までほとんど語られなかった驚くべきこの3人の先駆者たちの物語は、性別や人種、世代を超え、すべての世代を大きな夢へと導いた感動の実話です。

解説・おすすめポイント

見事な映画。

NASAの3人の黒人系女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの知られざる物語を描いた作品です。
なかでも天才的な頭脳を持つキャサリン・ジョンソンを演じるタラジ・P・ヘンソンの苦悩と葛藤の演技に、観客の誰もが応援団になるはずです。

にしても黒人差別がひどいですね。
偏見かもしれませんが、世界最高峰の頭脳集団であるNASAですら、このような差別的な時代があったなんて驚きます。
現代でも黒人差別問題が色濃く残る理由が分かる気がしますね。

上映時間:127分

ビリーブ 未来への大逆転

あらすじ

貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で、女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティンの協力のもと首席で卒業するが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなかった。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティンがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが──。

解説・おすすめポイント

時代が変わる瞬間を体感できる良き映画。

85歳を超えてまで活躍した最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの若き日に焦点を当てた実話です。
男女不平等の時代に、勇気ある女性達が立ち上がり平等の権利を獲得していったことを改めて確認できます。

また本作品は、女性監督のミミ・レダー。説得力が違いますね。

ちなみにギンズバーグ判事は、2020年9月に膵臓癌のため亡くなりました。(映画公開は2019年3月)

未来を作ってくれたギンズバーグ判事に感謝です。

上映時間:120分

フリーダム・ライターズ

あらすじ

1994年、カリフォルニア・ロサンゼルス郊外の公立高校に赴任した新人英語教師・エリン・グルーウェル(ヒラリー・スワンク)は、荒れ放題のクラスを受け持つことになる。人種ごとにいがみ合い、授業を受ける気など更々ない生徒たちを相手に、エリンは授業の進め方に苦心する。そんな中ある日、エリンは「何でもいいから毎日日記を書くように」と生徒達に1冊ずつノートを配るが、、、

解説・おすすめポイント

これはオススメです。

オスカー女優ヒラリー・スワンクが初めて製作総指揮を手掛け、自ら主演も務めた感動の学園ドラマです。

ヒラリー・スワンク演じる熱血教師が、生徒一人一人にしっかり向き合い、貧困や人権問題などを通じてクラスをまとめ上げたた実話の映画。

まさに教師の鑑です。

上映時間:123分

黒い司法 0%からの奇跡

あらすじ

黒人への差別が根強い 1980年代アラバマ州、犯してもいない罪で死刑宣告された黒人の被告人ウォルターを助けるため、新人弁護士ブライアンは無罪を勝ち取るべく立ち上がる。しかし、仕組まれた証言、白人の陪審員たち、証人や弁護士たちへの脅迫など、数々の差別と不正がブライアンの前に立ちはだかる。果たしてブライアンは、最後の希望となり、彼らを救うことができるのか―!? 可能性0%からの奇跡の逆転劇に挑む!

解説・おすすめポイント

冤罪の死刑囚たちのために奮闘する弁護士ブライアン・スティーブンソンの実話をマイケル・B・ジョーダン主演で映画化したドラマです。マイケル・B・ジョーダンは最近ノリに乗ってますね。

今回の作品は、実話ゆえに重く辛いシーンも多いですが、これが事実ということは知っておいた方が良いでしょう。

それにしてもアメリカの法廷映画って、なんであんなに映えるのでしょうかね。

上映時間:136分

スポットライト 世紀のスクープ

あらすじ

2002年1月、米国の新聞「ボストン・グローブ紙」が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。数十人もの神父による性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。《スポットライト》という名の特集記事を担当する記者たちは、いかにして教会というタブーに切り込み、暗闇の中の真実を照らし出したのか…。

解説・おすすめポイント

実話なのにサスペンス感満載でドキドキする映画です。

おそらく映画の構成やシーンの切り取り方が上手いんでしょう。

記者の報道スタンスは良くもあり悪くもあると思いますが、少なくともこの映画で焦点を当てた記者達は、信念を持つ良き記者でしょう。
とにかく教会のクソっぷりが明らかになっていく過程は最高です。

上映時間:128分

ダラスバイヤーズクラブ

あらすじ

ロン・ウッドルーフは、賭博と酒と女の日々を送るデタラメな男。ある日突然、「あなたはHIV陽性で、残された時間は30日」と宣告される。が、落ち込むどころか特効薬を求めて東奔西走。ある時は神父に成りすまし、ある時はパイロット、ある時はビジネスマンルックで世界中を飛び回り、最新薬を集める。薬を国内に持ち込んだ彼は、患者たちにさばき始めるが、ゲイ・コミニュティーに嫌悪感を持つロンが販路を広げるのは難しかった。そこで美しいトランスジェンダーのレイヨンを仲間に引き入れ、<ダラス・バイヤーズクラブ>という組織を立ち上げることで、会費制で無料で薬を配り、多くの客を得て勢いづいていく。しかし、前に立ちはだかったのがAZTの投薬を推奨し始めた医師に製薬会社、そして政府だった。

解説・おすすめポイント

1980年代当時無認可だったHIV代替治療薬を密輸販売し、アメリカのHIV患者が特効薬を手にできるよう奔走した実在カウボーイの半生を映画化した人間ドラマです。

この映画は、主演マシュー・マコノヒーの壮絶な演技を堪能する作品でしょう。
実話を基にしていますが、かなり無茶苦茶なので共感できるところや感動ポイントは、、、、という感じです。

ジャレッド・レトーが美人です^ ^

上映時間:117分

ブラック・クランズマン

あらすじ

1979 年、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署でロン・ストールワースは初の黒人刑事として採用される。署内の白人刑事から冷遇されるも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体 KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に電話をかけてしまう。自ら黒人でありながら電話で徹底的に黒人差別発言を繰り返し、入会の面接まで進んでしまう。問題は黒人のロンは KKK と対面することができないことだ。そこで同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンに白羽の矢が立つ。電話はロン、KKK との直接対面はフリップが担当し、二人で 1 人の人物を演じることに。任務は過激派団体 KKKの内部調査と行動を見張ることになるが、、

解説・おすすめポイント

主人公ロン・ストールワースを名優デンゼル・ワシントンの実子ジョン・デビッド・ワシントンが演じています。

ジョン・デビッド・ワシントンは、アメフト選手を目指していましたが、怪我のため諦め、父と同じ演劇の世界に飛び込んだそうです。
この作品を見て、彼に惚れてしまいました。きっと父と同じ名優になると信じてます。

話がそれましたが、作品としては非常に見応えがあります。

白人至上主義団体(KKK)という扱い辛いテーマであるのにも関わらず、エンターテイメント性高いです。

それにしても、こういう映画を観ていると一部の白人の価値観に疑問を感じずにはいられなくなりますね。

上映時間:128分

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