この本は、著者のムーギー・キムさんが2年の歳月をかけ、名医・健康の専門家を取材し、本当に信頼できる科学的根拠を基にした健康法です。
しかも、さらに日本の専門家にダブルチェック・トリプルチェックをした上で制作されているため、信頼性は高いと言えるでしょう。
キャッチコピーは「最高の健康習慣は、誰でもできて、お金がかからない。」
幅広いトピックを取り上げているにも関わらず、「サプリ」や「健康器具」に頼ったものはなく、すぐにアクションプランとして実践できるものばかりで、モチベーションが上がります。
この「最強の健康法」について、本記事では一部内容の要約と感想を述べていきます。
「最強の健康法」の要約
この「最強の健康法」は、今回ご紹介させていただく「ベスト・パフォーマンス編」と、後編にあたる「病気にならない最先端科学編」の2部作となっており、本書は50人もの様々な専門家の取材を基に作成した新しい健康法の本です。
非常に多くのトピックを取り上げているので、誰にでも一つはすぐに実践できるアクションプランを見つけることができると思います。
例えば、消化促進の方法、最強の腸の作り方、眼精疲労を防ぐ、自律神経のケア、正しい入浴方法、睡眠の仕組みなどなど。。。
健康習慣を一つ取り上げるだけでも、先の人生に対する累積効果は計り知れず大きなものとなるでしょう。
「人生100年時代」の健康法はシンプルそのもの
この本では、多数のトピックが取り上げられていますが、ここでは、3つのトピックを取り上げたいと思います。
健康に欠かせないことは、腸と上手く付き合うこと
食物繊維と発酵食品を摂取する
まさに最強の健康は、最強の腸が作ると言っても大げさではございません。
腸は脳とも相関関係があり、心身の健康のためにも重要なのです。
では、最強の腸を作るには何をすべきでしょうか?
とても簡単です。
食物繊維と発酵食品を摂取するだけです
これを実践していくだけで、腸内細菌が改善され正常化していきます。
例えば、世界5大健康食品を摂ると良いでしょう。
怪しげな健康食品やサプリメントには全般的に注意です。
- ヨーグルト
- オリーブオイル
- キムチ
- レンズ豆
- 納豆
健康のために大切なことは、歩くこと
ただ、歩くこと
歩くことは人間にとって最良の薬であるという格言を残したのは、西洋医学の父といわれるヒポクラテスらしいのです。まさに古来からの普遍的な健康法と言えるでしょう。
歩くことを習慣にすると、セロトニンが分泌され、メタボの解消や心筋梗塞、脳卒中に加え、うつ病などの心の問題も改善が見込めます。
この歩くこと、呼吸を意識しつつ、上半身の腕を振り全身で歩くことがポイントです。
また歩きながら別のことをする「デュアルタスク」の健康増進効果は実証済みなので、できれば実践していきましょう。
脳機能の強化に睡眠が必要
自分にとって適正な睡眠時間を確保
睡眠は人体に内蔵されている精密コンピュータ、脳のメンテナンスのために欠かせないものです。
ただ適正な睡眠時間は、人によって異なることが重要なポイントです。
ちなみに脳の発達段階にある子供は、神経回路の組み替えをする必要があるため、大人よりたくさん眠る必要がありますが、加齢に伴い脳が十分発達すると、次第に睡眠時間は短くなっていくような事例もあり、思い当たる方も多いのではないでしょうか。
適正な睡眠時間を図る指標は、睡眠の取り具合が日中のパフォーマンスにどう影響しているか、とのことです。
つまり睡眠は「何時間寝るべきか」といったものさしで捉えるものではないのです。
この観点を意識し、自分の最適睡眠時間を考えていくと良いかもしれません。
ちなみに、短時間睡眠法(2~3時間睡眠)は過去50年、世界中の研究者がトライして成功例がないようなので、やめておきましょう。
@感想
この「最強の健康法」は、科学的根拠に基づく簡単な習慣がコンパクトにまとまっており、特に健康に関心がなくても、自分のベスト・コンディションとは何かに気付くことができます。
健康法とは、非常にシンプルでお金のかからないことだと学ぶことができました。
巷には怪しい健康情報や不要な薬、サプリメントが溢れていますが、そういうのに騙されないようにしていきたいです。
様々な角度から自分の健康生活と向き合える本になっていますので、とても参考になると思います。
こんな方におすすめ
・忙しいビジネスパーソンの方
・ベストパフォーマンスを出す方法を知りたい方
・最新の健康法をまとめて知りたい方
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