《傑作ミュージカル映画5選》

素人目線ですが、今まで観たミュージカル映画の中で、「面白かった!」「これは、皆んなにも見て欲しい!」と感じた映画を紹介してきます。

あくまで独断と偏見ですので、気軽にご覧いただけたらと思います。

それでは、どうぞ!

目次

THE GREATEST SHOWMAN

あらすじ

主人公のP.T.バーナムは<ショービジネス>の概念を生み出した男。誰もが”オンリーワンになれる場所”をエンターテインメントの世界に作り出し、人々の人生を勇気と希望で照らした実在の人物だ。そんなバーナムを支えたのは、どんな時も彼の味方であり続けた幼なじみの妻チャリティ。彼女の愛を心の糧に、仲間たちの友情を原動力に、バ ーナムはショーの成功に向かって、ひたむきに歩む。

by Filmarks

解説・おすすめポイント

もはや言わずもがなの傑作ミュージカル映画かと思います!

ミュージカルは、改めて音楽とダンスが命であり、作品の熱量で心に残ると気づかされる名作です。

人々から蔑まれようとも、自分自身であることを肯定して立ち上がるさまを歌った『This Is Me』を筆頭に、モンスター級の名曲が休む間もなく流れてきます。

さすが「ラ・ラ・ランド」も手掛けたジャスティン&ベンジのソングライターコンビです。

作品自体も、0から夢に向かって突き進むP.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)の姿は、実話ならではの最初から最後までワクワクさせる要素が満載です。最後まで諦めず、何かをやり遂げる素晴らしさも改めて感じることができる作品です。

サウンドトラックを聞いている段階では、こんなもんかなと思っていた『Rewrite the stars』や『From now on』が映画を観ると格上げされます。映像と音楽がリンクするとこんなに素晴らしい曲だったのか。。と感銘を受けてしまうことも、ミュージカル映画の魅力の一つかもしれません。

イン・ザ・ハイツ

あらすじ

ワシントン・ハイツ――そこはNYの片隅にある取り残された街。祖国を遠く離れた住民たちで賑わう大通りはいつも、歌とダンスであふれている!暑さが激しい真夏に起こった大停電。その夜、仕事や進学、恋にもがきながら、夢に踏み出そうとする4人の若者の運命が、大きく動き出す――。

by Filmarks

解説・おすすめポイント

2021年7月30日公開した作品。

冒頭約8分、主人公ウスナビの挨拶から始まるオープニングナンバー「イン・ザ・ハイツ」!!

登場人物はそれぞれ色んな問題を抱えていること、そして移民である住人達が居場所を追われる危機にあるなかで発する「何度でも立ち上がる」という力強いメッセージが、ラテン音楽と同時に圧巻のスケールで描かれていきます。

生きていく上で、小さな尊厳を積み重ねることがいかに重要か、そんなメッセージが込められた作品だと思います。

日本人として移民問題はなじみが薄いかもしれませんが、普段なかなか考える機会のない社会問題に触れることができることも映画魅力の一つ。

原作者のリン=マニュエル・ミランダが歌うピラグアもクセになる曲です。

ジャージー・ボーイズ

あらすじ

成功から一番遠い場所で、伝説は生まれた―。
ザ・ビートルズ以前に世界を席巻し、音楽界に不滅の伝説を打ち立てた4人組――ザ・フォー・シーズンズ。代表曲「シェリー」「君の瞳に恋してる」は半世紀を経てなお世界中で愛され続ける名曲中の名曲。希望のない町に生まれた彼らには音楽と夢があった。ニュージャージー州の貧しい地区に生まれ、成功から一番遠い場所にいた4人の若者が、自分たちの音楽だけでつかみ取った夢のような栄光の軌跡。そして、そのまばゆいばかりの栄光ゆえに、次々に彼らを襲う、裏切りと挫折、別離、そして家族との軋轢……。時代を超えた名曲に秘められた感動の真実に、あなたの胸はしめつけられる。

by Filmarks

解説・おすすめポイント

これは、華やかなミュージカル映画というよりも「ザ・フォー・シーズンズ」の伝記映画と言ってもいいかもしれません。

ジャージー・ボーイズは、トニー賞受賞の傑作ブロードウェイミュージカルで、現在でも上演されているヒット作品です。

それを巨匠クリント・イーストウッドが映画化したヒューマン・ドラマ。

「Can’t Take My Eyes Off You」いわゆる「君の瞳に恋してる」は、日本人なら誰でも一度は耳にしたことがあるような、名曲中の名曲。

音楽グループにありがちな栄光と挫折の物語、栄光の最中生まれてくる音楽、そして挫折から生み出される音楽。

良き映画には良き音楽ありです。

『タモリ倶楽部』のオープニング・テーマも流れるので、注目!

RENT レント

あらすじ

1991年、NY、イーストヴィレッジ。映像作家のマークは、友人で元ロックバンドのボーカル、ロジャーと古いロフトで暮らしている。夢を追う彼らに金はない。
家賃(レント)を滞納し、クリスマスイヴにもかかわらず電気も暖房も止められてしまう。恋人をエイズで亡くして以来、引きこもり続けているロジャー自身もHIVに感染しており、せめて死ぬ前に1曲後世に残す曲を書きたいともがいている。ある日彼は階下に住むSMクラブのダンサー、ミミと出会うが彼女もまたHIVポジティブだった。一方のマークはパフォーマンスアーティストのモーリーンに振られたばかり。彼女の新しい相手は女性弁護士のジョアンヌだ。仲間のコリンズは暴漢に襲われたところをストリートドラマーのエンジェルに助けられ、二人は惹かれあう。季節は巡り、彼らの関係もまた少しずつ変わってゆく。出会い、衝突、葛藤、別れ、そして二度目のクリスマスイブ……

解説・おすすめポイント

この『レント』、ミュージカル界では伝説的と知られてます。

『レント』が人気を得るようになった理由のひとつとして、原作・作詞・作曲・脚本を手がけたジョナサン・ラーソン本人の今や神話的となった「事情」が挙げられます。

ラーソンは7年の歳月をかけてミュージカルであるこの大作を書き上げたのですが、その開幕を目前にしたプレビュー公演初日胸部大動脈瘤破裂によって35歳で急死してしまいました。公演初日は動揺が走り中止にもなりかけたようですが、当時のキャスト達がジョナサン・ラーソンの熱い意志を継承し、大成功へ導き、今でも愛される作品となってます。

ジョナサン・ラーソンが魂を込めて作り上げた『レント』。

おすすめしといてあれですが、この作品は映画よりも生のミュージカル鑑賞の方を推奨したいです。

ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

あらすじ

ニューヨークの街角に、アメリカ各地、果ては国外から集まったダンサーたちによる長い長い列ができている。彼らの願いは、16年ぶりに再演される伝説的なミュージカル「コーラスライン」の舞台に立つこと。応募者数3,000人、最終選考まで8ヶ月、そして選ばれるのはわずか19名という過酷なオーディションが始まる。ブロードウェイ史上初めてカメラが捉えたその舞台裏には、想像を遥かに超える過酷な闘いがあった。代役候補から8ヶ月の間にめきめきと成長し、有力ダンサーの強力なライバルとなった新人。ほぼ手に入れた役を最後の瞬間に新鋭にさらわれる一流ダンサー。最終選考で互いの努力を知り尽くす親友とひとつの役を争うことになった日本人ダンサー。長きに渡るオーディションに挑み勝ち抜いていく者、敗れ去る者、それぞれの夢、希望、葛藤・・・。彼らダンサーたちの生の姿は、人生が変わる瞬間の光と影のドラマに満ちている。筋書きのない真実のストーリーが、圧倒的な迫力で見る者の胸を打つ!

by Filmarks

解説・おすすめポイント

これは、コーラスラインというブロードウェイミュージカルのドキュメンタリー映画です。

元々コーラスライン自体がダンサーたちのオーディションを描くミュージカルとなっていますので、彼らの生い立ちや想いがまるまる作品に重なります。

オーディションに懸けるダンサー等、誰がスタートラインに立てるのか!

エモーショナルな歌声に審査員すら涙する瞬間は、こっちも自然と涙が流れてきます。

コーラスラインを観る前にこの映画を観ることで、コーラスラインへの想いが深まると思います。


  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次