実際の事件を基にしたおすすめ史実映画《8選》

事実を基にした映画、いわゆる史実映画には、物語としてとても魅力があると思う今日この頃です。

SFのような壮大感もなく、ファンタジーの様なワクワク感もなく、ある意味結末も分かっているので、ミステリー要素もないですが、過去の事実を映画を通して見つめることに、なんとなく意義を感じてしまいます。なんとなくです。
史実を通して、教養を高めていきたいな〜と思ったりします!

ということで今回は、「実際の事件を基にしたおすすめ史実映画」を紹介させていただきます。
あくまで独断と偏見ですので、気軽にご覧いただけたらと思います。

目次

アルゴ

アルゴ

あらすじ

1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。52人が人質になるが、混乱の中、6人のアメリカ人が自力で脱出。カナダ大使の自宅に身を潜める。CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6人を安全に国外へ脱出させるため、大胆不敵な作戦を立案。「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をその撮影スタッフに偽装して出国させようとする。

解説・おすすめポイント

この作品は、数々の賞を受賞しているのご存知な方も多いでしょう。
最後の最後まで緊迫感が続く素晴らしい作品です。

アメリカ大使館の占拠シーンやバザールでのシーンなどのリアリティと緊張感、ラストの飛行機が離陸するシーンまでのハラハラドキドキの演出などは娯楽性がいっぱいです。
映画としても見応えたっぷりな作品ですね。

上映時間:120分

13時間 ベンガジの秘密の兵士

13時間 ベンガジの秘密の兵士

あらすじ

リビアのベンガジは世界で最も危険な場所のひとつ。各国は過激派の攻撃を恐れ、多くはベンガジから職員を退去させていたが、米国は秘密裏にCIAを設置していた、、、
2012年に実際に起きた「2012年アメリカ在外公館襲撃事件」を題材としたミッチェル・ザッコフの書籍を原作とし、マイケル・ベイ監督によってアメリカ合衆国で製作された戦争映画。

解説・おすすめポイント

監督は、爆破大好きなマイケルベイ。この映画もさすがマイケルベイというような、激しい戦闘や圧倒的迫力です。

実際の現場もリアルな戦場だったことが伝わってきます。
正直お伝えさせていただくと、映画を観る前は、期待値低かったです。
ただ実際映画が始まるとビビるくらい見入ってしまいました
マイケルベイの描くリアルな戦場シーンは、必見です。
オススメです。

上映時間:144分

リチャード・ジュエル

リチャード・ジュエル

あらすじ

1996年、アトランタ・オリンピック開催中に爆破テロ事件が勃発。不審なバックを発見した警備員リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)の迅速な通報によって数多くの力で多くの人命が救われた。だが、爆弾の第一発見者であることでFBIから疑われ、第一容疑者として逮捕されてしまう。ジュエルの窮地に立ち上がった弁護士のワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)は、この捜査に異を唱えるのだが…。

解説・おすすめポイント

今作の監督は、クリント・イーストウッド。もう90歳をこえてるんですよね。
それなのに現代的でかつ傑作と呼ばれる作品をことごとく出してくるのは、もはや神の領域。
そして、実話映画を丁寧に描くのが監督の得意分野でもあり、今作もそれに漏れずに文句なしの作品でありました。

主演のポール・ウォルター・ハウザーとサム・ロックウェルの掛け合いや関係性も素晴らしいです。
マスコミや世論は、社会的にいとも簡単に人を抹殺できることを深々と学ぶことができます。

上映時間:129分

パトリオット・デイ

パトリオット・デイ

あらすじ

2013年4月15日。殺人課の刑事トミー(マーク・ウォルバーグ)は朝からボストンマラソンの警備に駆り出されていた。次々と走者がゴールし最高潮の盛り上がりの最中、トミーの背後で突如大爆発が起こる。歓声は悲鳴に変わり、煙が立ち込める中に血を流した負傷者たちが折り重なって倒れていた。トミーらボストン警察は事態が飲みこめないまま必死の救護活動にあたる。そして、到着したFBI捜査官リック(ケヴィン・ベーコン)が現場を慎重に観察すると「これはテロだ」と断言した。犯人に対する怒りがふつふつと湧き上がっていたトミーは歯ぎしりをするが、病院を回って負傷者たちの話を丁寧に聞いてまわるのだった。やがて監視カメラに映る不審な“黒い帽子の男”と“白い帽子の男”が容疑者として浮上する・・。

解説・おすすめポイント

監督は、ピーター・バーグ、主演は、マーク・ウォルバーグ。このバーグコンビは、多くの映画で共演しており、今作も代表作でしょう。

テロの発生から犯人を逮捕するまでを忠実に描いた本作ですが、銃撃戦のシーンなどは、脚色でもなんでもなく、入念な検証の結果、忠実に再現されたものらしいです。若干間延び感があったのは、再現度の高さゆえということなんです。

エンドロールが心に残ります。こんな事件は起こって欲しくないですね。

上映時間:133分

インポッシブル

インポッシブル

あらすじ

2004年末、マリアとヘンリーの夫婦は3人の息子を連れてタイのリゾート地にバカンスにやってくる。家族でひと時の楽しい時間を過ごしていたが、クリスマス翌日の12月26日、大災害が発生。周囲は一転して目を覆うような悲惨な状況へと変わり、マリアやヘンリーらも離れ離れになってしまう。しかし絶望的な状況の中でも一家はそれぞれの無事を信じ、再会するために歩み始める。

解説・おすすめポイント

ディザスター映画ですが、これが実話だったということに、ただ涙。

被災しバラバラになった家族の奇跡の物語。本当に、ただ奇跡。

日本でも震災があったが故に、強烈に印象に残る映画です。
地震なんて起きて欲しくありませんが、こればっかりは分からないので、改めて怖いとひしひし感じます。

上映時間:107分

デトロイト

デトロイト

あらすじ

1967年夏、デトロイト。暴動で街が戦場と化す裏側で、世界を揺るがす“ある事件”が起きていたー
デトロイトの暴動発生から2日目の夜、ミシガン州兵隊の集結地付近で銃声の通報があり、デトロイト警察、ミシガン州警察、ミシガン陸軍州兵、地元の警備隊が、アルジェ・モーテルの別館に捜索押収のため乗り込んだ。何人かの警官が捜査手順を無視して、モーテルの宿泊客たちに不当な強制尋問を始めた。この尋問で、誰彼構わず脅迫し自白を強要する「死のゲーム」が展開されていく・・・。

解説・おすすめポイント

黒人たちの不満が爆発して起こった1967年のデトロイト暴動と、その暴動の最中に殺人にまで発展した白人警官による黒人たちへの不当な尋問の様子をリアリティを追求して描いた映画です。

この映画は、尋問の舞台となったアルジェ・モーテル事件に尽きるでしょう。

各俳優陣の演技が素晴らしすぎて、逆に胸クソ悪くなります。白人が嫌いになる映画ですね。

黒人差別の映画は多くありますが、この映画は最高峰でしょう。
50年以上も前の事件ですが、今もなお続く終わりなき差別に無情の気持ちになります。

上映時間:142分

キャプテン・フィリップス

キャプテン・フィリップス

あらすじ

2009年にソマリア沖で海賊の襲撃に遭い人質に取られた後、アメリカ海軍特殊部隊“SEALs”によって辛くも救出されたアメリカ船籍マースク・アラバマ号の船長リチャード・フィリップス氏の回顧録『キャプテンの責務』をリアルかつ緊張感あふれる筆致で映画化。2009年4月。ケニアへの援助物資を運ぶアメリカのコンテナ船マースク・アラバマ号。インド洋を順調に航行していたが、ソマリア沖で4人組の海賊に襲撃される。船長のリチャード・フィリップスは、船が彼らに乗っ取られる直前、数人のクルーを残して乗組員を全員、機関室に匿う。

解説・おすすめポイント

これがリアルの海賊か、と感じる映画です。
漫画ワンピースで海賊に憧れているようでは、アマちゃんですね。反省です。

主演のトム・ハンクスが責任感溢れる船長を演じ、恐怖、緊迫感、壮絶な体験を見事に体現しております。

ソマリア海域は、スエズ運河を経て地中海に繋がるので、非常に重要な交易路のようです。

そこには、貨物船を狙う武装したソマリア海賊がいるということです。生きている世界が違いすぎて驚嘆ですね。

上映時間:134分

ハドソン川の奇跡

ハドソン川の奇跡

あらすじ

2009年1月15日、極寒のニューヨーク。160万人が住むマンハッタン上空850メートルで突如起こった航空機事故。全エンジン完全停止。制御不能。機長は高速で墜落する70トンの機体を必死に制御し、目の前のハドソン川に着水させ乗員乗客155名全員無事に生還させる。着水後も浸水する機内から乗客の避難を指揮した機長は国民的英雄として称賛される。だがその裏側では彼の判断をめぐり国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われてた…。

解説・おすすめポイント

これは、作品として素晴らしいです。

監督は、クリント・イーストウッド、主演がトム・ハンクスです。そういうことです。

史実映画なのにも関わらず、映画の構成がほぼ完璧です。
飛行機事故や公聴会など、それぞれシーンに緊迫感や見せ場があり、これで上映時間が96分という、、、

とても見応えがある映画です。

上映時間:96分

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