なぜ昼間に眠くなるのか?昼寝の最適時間は?分かりやすく解説

もともと日本人は、睡眠時間が短い傾向にあります。
そのため、昼食後などに眠気を感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、「眠気」や「昼寝」について調べていきたいと思います。

目次

眠気の理由~あるある編~

冒頭でも記載しましたが、昼食後などに眠気を感じたことがある人は多いと思います。
これは、食事の摂取で一時的に上がった血糖値が、消化に伴い急激に下がることで起こる生理的な反応です。
例えば、朝ごはんを食べなかった時や、昼食でラーメンやうどんなどの高炭水化物の食事を摂取した際に、血糖値の変動が激しくなってしまい、眠気につながってしまいます。

このような時は、体を動かし、コーヒーを飲み、あるいは短時間の昼寝で眠気を解消させることは良い方法かもしれません。

ただ血糖値の急激な変化は、糖尿病などの生活習慣病にもつながりますので、思い当たる方は昼寝の対処方法以前に生活習慣を改めることが良いでしょう。

ポイント①

血糖値の変動に気をつける

眠気の理由~現代的な理由編~

皆様は自分の最適睡眠時間についてご存知でしょうか。

人間の睡眠タイプは、「ショートスリーパー」「ロングスリーパー」「バリアブルスリーパー」の3つに分けられます。

  • ショートスリーパー   睡眠時間が6時間未満(5~10%未満の割合)
  • バリュアブルスリーパー 睡眠時間が6~9時間(80~90%の割合)
  • ロングスリーパー    睡眠時間が9時間以上(5~10%未満の割合)

ちなみに、アインシュタインはロングスリーパーで毎日10時間以上眠っていたそうです。

慢性的に眠気を感じる場合は、最適な睡眠時間が取れておらず、単に睡眠不足の可能性があります。

コンビニはもちろんですが、最近では24時間営業のジム、早朝まで営業しているお店も多くあり、生活リズムが乱れがちです。睡眠時間がもったいないという理由で、睡眠時間を削ってしまうと慢性的な睡眠不足になり健康にも不利益になりかねませんので注意が必要です。

ポイント②

自分の最適睡眠時間を確保する

眠気の理由~病院へ行こう編~

生活習慣に問題がないのに慢性的に眠気がある場合、予期せぬ病気が潜んでいるかもしれません。

睡眠不足をきたす理由としてさまざまな病気が知られています。
睡眠時無呼吸症候群、関節炎、椎間板ヘルニア、注意欠陥多動症(ADHD)、糖尿病、甲状腺機能低下症、貧血、ナルコレプシーなど多数あります。

医学的な背景がある場合は、個々の病気に応じた根本的な対策が必要です。

日常的に眠気が来る場合、単なる午後の休憩と侮らず、睡眠習慣の改善と医師への早めの相談を意識すると良いでしょう。

ポイント③

睡眠不足の原因が思い当たることがない時は医師へ相談

昼寝は悪か正義か!?

一般的に昼寝には「さぼり」や「怠惰」のネガティブイメージがつきまとっていますが、本当に悪いことなのでしょうか。
最新の研究によると、15〜20分の昼寝によってもたらせる浅い睡眠には、さまざまなプラスの効果があるとわかっています。

たとえば、脳内で短期記憶を行う「海馬」の余分な記憶容量をリフレッシュし、記憶の予備スペースを広げ、脳の機能を最適化する働きがあるとされています。

またNASAの研究によると、昼寝をした場合、していない場合と比較して認知力が34%、注意力が54%も向上したとの結果が報告されています。昼寝の経験がある方は、昼寝後に頭がスッキリ冴えわたったような経験がある人も多いのではないでしょうか。

これは、人間をはじめとする多くの生き物に認められる生理反応のようです。

昼寝とは、生き物としての本能なのかもしれませんね。

ポイント④

昼寝は、脳内をリフレッシュさせる!

どうせなら最高の昼寝を目指す

最近では、「パワーナップ」という呼び方で、アメリカを中心に昼寝習慣の重要性が認識されつつあります。ちなみに、GoogleやNIKEなどの大企業は、昼寝の時間を会社のシステムとしても導入しているようです。

なので、日本の企業でも昼寝を推奨する会社が徐々に増えているそうです。

最適な昼寝の時間は、午後2時〜4時の間とされていますが、しっかりした科学的根拠があるわけではなさそうなので、昼休みの余った時間とかでも問題ないと思います。「ちょっと昼寝がしたいな」と感じたタイミングで良いでしょう。

重要なことは、睡眠時間です。

15〜20分を目安とし、30分以上は深い眠りに入り、目覚めが悪くなってしまうので注意が必要です。とは言っても15〜20分の睡眠時間をコントロールするのはなかなか難しいです。

最初はあまり気にせず、徐々に慣らして習慣化していくようにすることが良いかなと思います。

昼寝の前にコーヒーなどのカフェイン飲料を飲むことで、20〜30分後にカフェインが効き始めるので、ちょうど良いかもしれません。

ポイント⑤

昼寝は15〜20分が最適時間

【参考:健康長寿ネット、厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト】

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