本記事では事実を基にした映画、いわゆる史実映画について紹介させていただきたいと思います。
今回のテーマは「人間賛美!逆境が道を切り開く傑作実話映画」です。
偉大なことは、称えられるべきことでしょう。
映像を通して、実際に起きた偉大な出来事を知ることも、映画の魅力ですね。
今回は、そんな人間賛美、傑作映画を厳選してご紹介させていただきます。
あくまで独断と偏見ですので、気軽にご覧いただけたらと思います。
インビクタス/負けざる者たち

あらすじ
1994年、マンデラ(モーガン・フリーマン)はついに南アフリカ共和国初の黒人大統領となる。いまだにアパルトヘイトによる人種差別や経済格差の残る国をまとめるため、彼はラグビーチームの再建を図る。1995年に自国で開催するラグビー・ワールド・カップに向け、マンデラとチームキャプテンのピナール(マット・デイモン)は、一致団結して前進する。
解説・おすすめポイント
スポーツの魅力は、政治や人種を超えて国を一つにする力があることを教えてくれる映画です。
90歳を超えたクリント・イーストウッド監督ですが、作品にハズレなし。
脱帽です。
スポーツには世界を変える力がある、とはこのこと。
上映時間:134分
パレードへようこそ

あらすじ
英国サッチャー政権下、境遇の違う人々をつないだ深い友情と感動の物語。不況と闘うウェールズの炭坑労働者に手を差しのべたのは、ロンドンのきらびやかなLGSMの若者たちだった!
すべては、ロンドンに住む一人の青年のシンプルなアイデアから始まった。炭坑労働者たちのストライキに心を動かされ、彼らとその家族を支援するために、仲間たちと募金活動を始めたのだ。しかし、彼らが実はゲイの活動家(LGSM)だと知ると、寄付の申し出はことごとく断られてしまう。そこへ、勘違いから、唯一受け入れてくれる炭坑が現れる!彼らは、ミニバスに載ってウェールズ奥地の炭坑町へと向かうが…。
解説・おすすめポイント
イギリスで実際にあった炭鉱労働者たちのストライキと同性愛者たちの友情を、涙と笑いを交えて描くコメディドラマです。
実話だということを鑑賞後に知りましたが、改めて振り返るとびっくりです。
1980年代でのLGBTの立場が分かりますが、なかなか辛いです。
ただ終盤、タイトルの「パレードへようこそ」っぽいシーンは感動します。
音楽も素敵で全体的には、暖かい気持ちになる映画です。
上映時間:120分
シンデレラマン

あらすじ
1930年代の大不況下のアメリカ。ボクサーとして華やかな戦歴を持つジム・ブラドック(ラッセル・クロウ)だったが、全盛期も過ぎ、ライセンスを剥奪されてしまう。そのため日雇いの仕事をしながら妻(レニー・ゼルウィガー)や子供たちと暮らしてしたがその生活は貧しく、食べ物を買うことさえもやっとだった。
解説・おすすめポイント
「ビューティフル・マインド」のロン・ハワード監督とラッセル・クロウが再び組んで実在したボクサー、ジム・ブラドックの半生を描いた伝記映画。
まず時代背景が、映画の盛り上げに一役買ってます。
作品の音楽や雰囲気が、家族のためにボクシングで戦う男のカタルシスを際立たせている良い映画だと思います。
ボクシングシーンは、思わず祈ってしまいます。
上映時間:144分
それでも夜は明ける

あらすじ
これは“奴隷制度”という大義名分を得た瞬間、人間は同じ人間に対してどれほど非人間的な行動を取れるのかを暴いた物語であり、同時に、12年もの間、「いつか夜は明ける」と信じ続けた男の希望が、絶望の暗闇に打ち勝った奇跡を私たちに体験させてくれる、感動の物語である。家族と幸せに暮らしていた男が、突然、財産も名前も奪われ、奴隷にされる。妻と子供たちに再び会うために、彼が生き抜いた11年8カ月と26日間とは──?
解説・おすすめポイント
舞台は19世紀半ばのアメリカで奴隷制度が残る南部。
自由黒人であるソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を基にした実話映画です。
奴隷制度って信じられない!と痛感できる映画です。
奴隷を自身の所有物と当たり前のように言う白人に鬱憤が貯まりますが、当時としては普通のことだったんでしょう。
この映画は、アメリカの学校でも授業の一貫として取り入れていることも多いらしく、当時の悲惨な出来事を反面教師として学ぶ姿勢は評価できるでしょう。
上映時間:134分
フォードVSフェラーリ

あらすじ
ル・マンでの勝利という、フォード・モーター社の使命を受けたカー・エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)。常勝チームのフェラーリに勝つためには、フェラーリを超える新しい車の開発、優秀なドライバーが必要だった。彼は、破天荒なイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつける。限られた資金・時間の中、シェルビーとマイルズは、力を合わせて立ちはだかる数々の乗り越え、いよいよ1966年のル・マン24時間耐久レースで長年絶対王者として君臨しているエンツォ・フェラーリ率いるフェラーリ社に挑戦することになる。
解説・おすすめポイント
絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男達の実話映画です。
これは良い映画でした。
絶対不可能のミッションに挑戦していき逆境、逆襲、逆転の物語。池井戸潤さんの作品に似た高揚感があります。
クリスチャン・ベイルとマット・デイモンの友情や関係性にも胸熱です。
レースシーンも臨場感たっぷりで最高です。
上映時間:153分
キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン

あらすじ
高校生のフランク・W・アバグネイルは尊敬する父が母と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を飛び出してしまう。そして、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるようになる。最初はなかなかうまくいかなかったが、大手航空会社のパイロットに成りすますと誰もがもののみごとに騙された。これに味をしめたフランクは小切手の偽造を繰り返し巨額の資金を手に入れるのだった。一方、巨額小切手偽造詐欺事件を捜査していたFBI捜査官カール・ハンラティは、徐々に犯人に迫っていくのだったが…。
解説・おすすめポイント
フランク・アバグネイルの自伝小説を原作に、レオナルド・ディカプリオとトム・ハンクスの豪華共演で映像化。16歳から21歳までに大金を稼いだ天才詐欺師とそれを追うFBI捜査官の姿を描くクライム・コメディ。
レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、監督がスティーブン・スピルバーグ。
これだけ揃えば間違いなく面白いだろうということです。
事実をもとにしているのに、なんともエンターテイメント性が高いですね。
映画を観ていると、詐欺師のディカプリオを応援したくなる不思議。
まさに「愛される天才詐欺師」ですね。必見です。
上映時間:141分
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