AGEが溜まるのを防ぐ方法とは?AGEの高い食品ランキング

老化の敵であるAGE。
体内に溜まらないようにするには、どうすればいいのでしょうか?見ていきたいと思います。

目次

AGEが多い食品とは?

AGEは、色々な食品に含まれていますが、傾向としては、高温で調理した肉料理にAGEが多く含まれるような気がします。

他にも乳製品のバターやチーズ、小麦粉製品のピザやパスタなどが高そうです。

美味しいものは、大体AGEが高いと錯覚してしまうくらいです。

下記に、AGEランキングを記載します。

食品(調理法)AGE値(ku/100g)
ベーコン91,577
カルボナーラ27,033
バター23,340
鶏肉(皮付きバーベーキュー)18,520
フランクフルト(直火焼き)11,270
牛肉(ステーキなど)10,058
鶏肉(唐揚げ、チキンカツ)9,732
マヨネーズ9,400
牛肉(焼肉)7,497
ピザ6,825
ソーセージ5,426
ハンバーガー5,418
チーズ4,470
豚肉(スペアリブ)4,430
エビフライ4,328
パンケーキ2,263
アーモンド(ロースト)1,995
クッキー(チョコチップ)1,683
ドーナツ1,407

上記食品一覧を見るだけでも、ここに記載されていない食品でAGEが含まれていそうだな~と思う食品は予想できるはずです。

ちなみにご飯や食パン、野菜・果物類(生)、ヨーグルトなどのAGEは0~15ku程度です。
いかに上記食品のAGE量が多いかがわかるかと思います。

調理法でAGE爆上げの危険

AGEのランキングからお察しの方も多いと思いますが、調理の仕方によってAGEの量は大きく異なります。

少し例を見てみたいと思います。(AGE値 ku/100g)

  • 生の鶏肉 692  → 揚げた鶏肉 9,732
  • 生の鮭 502   → 揚げた鮭 1348
  • じゃがいも 17  → フライドポテト 1522
  • 生の豆腐 709  → 茹でた豆腐 3696

こんな感じです。

高温調理するだけでAGEが爆増してしまうというわけです。

食品によっては、下記のような調理方法だとAGEが上がってしまうということを覚えておくと良いでしょう。

・焼き・揚げ・茹で・電子レンジ

食品を生で食べる習慣のある日本は、比較的低AGE生活が実践できる社会構成なのかもしれません。

この中でもフライドポテトには注意が必要です。

ただでさえ揚げるだけで100倍近くAGEが増加しているにも関わらず、AGEの中でも最凶と言われる「アクリルアミド」を多量に含んでいます。

アクリルアミドは、WHO(世界保健機関)の外部組織であるIARC(国際がん研究機関)によって、「ヒトに対する発がん性があると考えられる」という物質の1つに挙げられています。

特にファーストフードのフライドポテトについては、控えるというよりも食べないという選択をすべきかもしれませんね。

抗酸化物質でAGE対策

老化を食い止めるために期待できるのは、抗酸化物質です。

ビタミンやファイトケミカルなどが代表的な抗酸化作用を持つ成分として知られています。

例えば、ビタミンB1はネズミの神経細胞にできたAGEが低下したという実験結果が報告されていますし、ビタミンB6でもAGE消失の結果が報告されています。

抗酸化物質を摂取する習慣は、アンチエイジングにとっても有効な手段の一つでしょう。

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腎臓の機能とAGEについて

最後に腎機能とAGEの関連性についてです。

体内に入ったAGEは、大半が腎臓で処理されて尿として排泄されています。

しかし、それでも約6%ほど体内の一部に残り、組織にまとわりつくと考えられています。

これは食べたAGEの約0.6%です。

正直なところ小さい数字かな〜って感じですが、塵も積もれば山となります。

また、糖尿病や加齢などによって腎臓の機能が落ちている人はさらに高い率でAGEが居残るとされています。

つまり腎機能が低下してしまうと老化につながってしまうということです。

健康診断などで腎機能に関しては要チェックです。

(e-ヘルスネット:厚生労働省、不老長寿大全 人生の後半を生き抜く18の鉄則、エージーイー牧田クリニック)

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