処方箋なしでも病院の薬が買える「零売薬局」とは?
この記事では、気になる最先端の医療ニュースを独断と偏見でピックアップしお届けさせていただきます。
処方箋なしでも病院の薬が買える時代に!

こんな記事を見つけました〜!!
処方箋がなくても必要最低限の薬を購入できる「セルフケア薬局」(旧「SD C」)を展開するGOOD AID(グッドエイド)は8月11日、シリーズBラウンドにおいて、第三者割当増資による総額2億円の資金調達を実施したことを発表した。
TechCrunch Japan
引受先は、JR東日本スタートアップ、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、名古屋中小企業投資育成、その他の個人投資家数名。
GOOD AIDの子会社となる「セルフケア薬局」は、「JR東日本スタートアッププログラム2020」の共創パートナーに採択され、2021年2月にはJR西国分寺駅の「駅ナカ」にセルフケア薬局を出店する実証実験などを行ってきた。
5月には、セルフケア薬局の拡大のほか、医療とヘルスケアサービスをシームレスにつなぐ「スマート健康ステーション」の実現と多拠点化を進めるために、JR東日本スタートアップと資本業務提携を結んだ。
「忙しい毎日でも、もっと健康を身近に」できる社会を目指すとGOOD AIDは話している。
「処方箋なしでも病院の薬が買える「零売薬局」を展開するGOOD AIDが総額2億円のシリーズB調達」より引用
なるほど、そんなことが起きているんですね。
セルフケア薬局とは、、知りませんでした、、
このセルフケア薬局は、「零売(れいばい)薬局」という制度を利用しているみたいですね。
零売薬局ってなに?
零売薬局とは、医師の処方箋がなくとも、薬剤師と相談の上で一部の医療用医薬品を必要最低限購入できる制度のようです。
保険適用外となるため料金は実費となりますが、医療機関にかかる時間を節約でき、4日間という処方箋の期限に縛られないなどのメリットもあります。
昨今は社会が未曾有のコロナウイルスに襲われている状況のため、
基礎疾患がある方や、お子さん、その他様々な事情を抱えている方など、病院に行きたくても行きにくい人も増えてきているかもしれません。
自身に必要な薬をしっかり把握されている方には、この零売薬局は役に立つ可能性がありそうですね。
ただ、まだ一般にはあまり馴染みがないです。
まだまだ店舗数も少ないので当然かもしれません。
このGOOD AIDという企業は、その「零売」を行う「セルフケア薬局」を関東・東海・関西で展開しており、今回の出資金を基に認知度を上げる活動をしていくそうです。


セルフケア薬局について
セルフケア薬局とは、処方箋なしでも病院の薬が買える「零売薬局」で、東京や神奈川を中心に店舗を展開しているようです。
買う際には、薬剤師のヒアリングがあるので、安心感はありそうですね。
病院のお薬約15,000種類の内、制度にて認められた約7,300種類を処方箋なしで販売できます。 保険を使わないサービスのため、価格はお薬代のみで自費になります。2020年現在零売薬局は全国に数店舗のみで、 セルフケア薬局は日本初の零売薬局チェーンとして店舗を増やしております。
セルフケア薬局ホームページより
小言
端的に言うと、病院の薬を処方箋なしで購入できることは、緊急で必要な方や病院へ行く時間がない方など、一部の人にとってはポジティブな側面でしょう。
ただこの記事をご覧になった多くの方が感じられた通り、薬は保険適用にならず、全額実費なのが懸念されますね。
現在、国民皆保険の適応は下記の通りです。
- 75歳以上の者は、1割(現役並み所得者は3割。)。
- 70歳から74歳までの者は、2割※(現役並み所得者は3割。)。
- 70歳未満の者は3割。6歳(義務教育就学前)未満の者は2割。
日本の国民皆保険の実情と、零売薬局を照らし合わせると、なかなか選択肢として難しいところでしょう。
医療も劇的に変化している時代なので、今後の展開に期待です。
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